こんにちは。まとめシート著者の野網です。
前回から、１日１科目ずつ、今年の１次試験の総評を掲載しております。
第２回は財務・会計についての総評です。
総評
財務・会計の問題数は全部で２５問、前半の１６問が会計（アカウンティング）分野、後半の９問が財務（ファイナンス）分野でした。
問題数としては例年通りでしたが、分野については財務分野が若干減って、その分会計分野が増えています。
そのため、簿記などの勉強経験があった方などは対応しやすかったかもしれませんが、そうでなかった方は少し悩んだのではないかと思われる問題も多く、できた方、できなかった方というのが少し分かれたかもしれません。
ただし、後半の財務分野の問題は基本的な問題が多かったので、財務分野に関しては簿記などの勉強経験があるなしに関わらずぜひ得点を稼いでいただきたかったです。
なお、最近の傾向として、中小企業診断士試験では１次も２次も会計分野の出題の比率が徐々に上がってきており、今後は会計分野の対策ももう少し重視していく必要があると考えています。
全く初めての方にとっては負担も大きいため、どこまで対策するかが悩ましいですが、これから勉強をスタートされる方は、比較的時間に余裕があるうちにこの分野の勉強を始めておくと良いでしょう。
全体として、今回の財務・会計の問題は、難しい問題も結構ありましたが、絶対に点を取らせないという出題者の意思を感じるような超難問は少なく、得意な方は高得点が狙えたかもしれませんが、苦手な方はやや対応に苦慮したのではないでしょうか。
難易度としてはやや難化したと考えております。
なお、それぞれの問題についての簡単なコメントはYoutubeの動画の方でも掲載していきますので、興味がある方はそちらもぜひご覧ください。
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