今日は、運営管理 R4 第15問について解説します。
作業標準に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 作業標準の作成に当たっては、最善な作業方法で実行可能で、目的や目標値が具体的であることが重要であり、状況が変化した場合には常に改定されなければならない。
b 作業標準では、加工・組立・検査・準備段取作業などの直接的な作業に関する作業方法が規定されており、運搬や保全、異常処理作業などの間接的な作業に関する作業方法は含まれない。
c 作業標準は標準作業に基づいて作成されるもので、作業者の教育・訓練の基礎資料であるため、個別生産方式の職場では作成されない。
d 作業標準は文書化して保存しておくことが必要で、VTR や動画は現場の教育用として補助的に利用するものであり、正式な作業標準には含まれない。
〔解答群〕
ア a:正 b:正 c:正 d:誤
イ a:正 b:誤 c:正 d:誤
ウ a:正 b:誤 c:誤 d:誤
エ a:誤 b:正 c:誤 d:正
オ a:誤 b:誤 c:誤 d:正
解説
作業標準に関する問題です。
作業標準とは「製品又は部品の各製造工程を対象に、作業条件、作業方法、管理方法、使用材料、使用設備、作業要領などに関する基準を規定したものである」とされていますが、選択肢には少々細かい論点も含まれているので消去法で絞っていきたいと思います。
それでは選択肢をみていきましょう。
a:その通りです。「常に」という言葉が入っているので、やや判断が難しいですが内容自体は合ってそうですので、一旦〇とします。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢イ:誤りです。運搬や保全、異常処理作業などの間接的な作業も、準備段取り作業として標準作業に含まれます。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。個別生産方式の職場でも標準作業は存在するため、作業標準は作成すべきと考えられます。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:誤りです。VTR や動画も作業標準の一つとして有効なものと考えられます。
よって、この選択肢は×です。
以上から、a:正b:誤c:誤d:誤 ですので 正解は選択肢ウとなります。
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