【過去問解説(運営管理)】H30 第33問 ユニットロード

今日は、運営管理 H30 第33問 について解説します。

 運営管理 H30 第33問

物流におけるユニットロードおよびその搬送機器に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 一貫パレチゼーションとは、発地から着地までの間、保管用のパレットから輸送用のパレットへの積み替えを繰り返しながら、パレットに荷を積載し続けて物流を行うことである。
イ 平パレットは、主にプラスチックまたは鋼材で作られており、木製のパレットはほとんど使用されていない。
ウ 平パレットは、ワンウェイパレットとして利用されることが一般的である。
エ ロールボックスパレットは、フォークリフトなどを用いずに人力だけでも荷役することができる。

解説

物流におけるユニットロードおよびその搬送機器に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。一貫パレチゼーションとは、荷物の発送から到着の荷降ろしまで、同じパレットで輸送することをいいます。同じパレットを一貫して使うことで、輸送作業の効率が向上でき、荷物の積み替えに伴う荷傷みも防止できるというメリットがあります。ただし、パレットを利用するため、積載効率が下がる場合があり、また、荷物の載ったパレットが最終目的地まで運ばれてしまうためパレット
の回収が困難という点がデメリットです。

よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。平パレットはフォークリフトの差込口をもつパレットのことで、プラスチックや鋼材製もありますが、木製が最も主流です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。平パレットは国内の流通では回収して再利用されることが多いです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:その通りです。ロールボックスパレットは車輪付きのボックスパレットですので、人力で動かすことが可能です。
よって、この選択肢は〇です。

以上から、正解は選択肢エとなります。

パレットの種類については、こちらのサイトに詳しく乗っていますので、イメージが湧かない方は一度見てみてもよいでしょう。
(一般社団法人 日本パレット協会へリンクします)

 

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