今日は運営管理のH27第4問について解説します。
SLP(Systematic Layout Planning)に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア SLP では、P(製品)、Q(量)、R(経路)、S(補助サービス)、T(時間)の5つは、「レイアウト問題を解く鍵」と呼ばれている。
イ SLP では、最初にアクティビティの位置関係をスペース相互関連ダイアグラムに表してレイアウトを作成する。
ウ SLP におけるアクティビティとは、レイアウト計画に関連する構成要素の総称で、面積を持つものも持たないものも両方含まれる。
エ アクティビティ相互関連ダイアグラムとは、アクティビティ間の近接性評価に基づき作成された線図である。
解説
SLP(Systematic Layout Planning)に関する問題です。
SLPとは、工場の設備レイアウトを効率的に設定する方法⼯場レイアウトの代表的手法の一つです。
それでは選択肢をみていきましょう。
今回は不適切なものを選ぶ問題です。
選択肢ア:その通りです。これらの5要素は工場レイアウトを検討する際の基本的な考え方となります。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢イ:SLPで最初に行うのは、P-Q分析です。
P-Q 分析とは、工場で生産する製品を製品(Product)と生産量(Quantity)によって分類する分析方法のことです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:その通りです。アクティビティの中には、面積を必要としない出入口なども含まれます。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢エ:その通りです。アクティビティ相互関連ダイアグラムでは、近接性が高いものは近づけた上で、極力線が重ならないようにし、おおよそのレイアウトを俯瞰します。
よって、この選択肢は〇です。
今回は不適切なものを選ぶ問題ですので、正解は選択肢イとなります。
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