今日は、運営管理のH26 第4問について解説します。
製品や設備のライフサイクルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 製品のライフサイクルは、導入期、成熟期、成長期、衰退期の順序で示される。
イ 設備のライフサイクルにおける故障率の推移を示したグラフのひとつに、バスタブ曲線がある。
ウ 設備のライフサイクルは、計画、設計、製作、運用、保全までを指している。
エ ライフサイクルコスティングは、一般に環境コストを含まない。
解説
設備管理に関する問題です。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。成熟期と成長期の順番が逆になっています。正しくは「導入期、成長期、成熟期、衰退期」の順番です。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:その通りです。設備の故障率を縦軸に、設備を導入してから経過した時間を横軸に取ると、故障率は導入直後は初期不良のため高く、徐々に故障率が下がり、一定期間を過ぎると摩耗や劣化などで故障率が上昇するという曲線を描きます。この曲線はお風呂のバスタブの形に似ていることから、バスタブ曲線とも呼ばれます。
まとめシートでは以下の通り図解しています。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢ウ:誤りです。少し迷いますが、設備ライフサイクルの定義は設備の廃却なども含みます。分からない方は一旦パスしてもよいでしょう。
選択肢エ:誤りです。ライフサイクルコスティングは、一般に環境コストも含みます。
よって、この選択肢は×です。
ウとエについては、知らない方も多いので迷いそうですが、イはまとめシートでも紹介している基本知識なので、イを〇と判断して正解できるようにしましょう。
以上から、正解は選択肢イとなります。
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