今日は、運営管理H26 第42問ついて解説します。
食品のトレーサビリティに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア RFIDなど最新の情報システムを整備・導入する必要がある。
イ 消費者の商品選択に役立つよう、原材料の原産地名などの情報を表示する取り組みである。
ウ 食品の安全を直ちに確保することができる取り組みである。
エ 入出荷の記録に加えて、ロット情報の対応付けを明らかにするなどの高度な取り組みがある。
解説
トレーサビリティに関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。食品のトレーサビリティの管理のためにRFIDの整備、導入はマストではありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。トレーサビリティは製品の生産、加工、流通などの各段階で、原材料や製造元、販売先などの記録を記帳・保管し、情報を追跡できるようにすることですので、商品選択に役立つよう、原材料の原産地名などの情報を表示することではありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。トレーサビリティを確保すると、製品の安全性に問題が生じたときなどに原因究明や問題となった製品の回収などが簡単に行えるようになりますが、あくまで製品の追跡のための仕組みであり、製造工程での品質管理を直接的に行うものではありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:その通りです。ロット管理は同一条件下で生産された製品を1 つのロットとしてロットごとに識別記号を付与して管理するもので、個別管理よりコストを抑えながらトレーサビリティを実現できます。
よって、この選択肢は〇です。
以上から、正解は選択肢エとなります。
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