【過去問解説(運営管理)】H25 第8問 生産方式

今日は運営管理のH25年第8問の問題について解説します。

H25 運営管理 第8問
需要量が多く、市場が安定している製品の組立を行う生産方式を決定することに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 製品の組立作業に必要な設備の多くが高価であるので、一人生産方式を採用することにした。
イ 製品の組立作業要素の数が多く複雑であるので、ライン生産方式を採用することにした。
ウ 製品の組立作業要素の数は少ないが作業者の作業時間変動が大きいので、一人生産方式を採用することにした。
エ 製品の組立作業要素の数が少なく効率の高いライン編成ができないので、一人生産方式を採用することにした。

 

解説

今回は最も不適切な選択肢を当てる問題です。

それでは各選択肢を見ていきましょう。

 

選択肢アは「製品の組立作業に必要な設備の多くが高価であるので、一人生産方式を採用することにした。」とありますが、一人生産方式ですと、作業者ごとに組立作業に必要な設備を用意する必要があるため、設備の多くが高価な場合、ライン生産方式の方が適しています。

よってこの選択肢は×と判断できます。

 

これで最も不適切な選択肢を選ぶことができましたが、念のため残りの選択肢も見ていきましょう。

選択肢イはその通りで、作業要素の数が多く複雑な場合、一人作業方式だと作業者が習熟するまでにかなりの時間がかかってしまうため、ライン生産方式の方が適しています。

 

選択肢ウもその通りで、一人作業方式ですと、作業者の作業時間変動が大きい場合でも、変動を吸収しやすくなります。

 

選択肢エもその通りで、作業要素の数が少ない場合、一人生産方式の方が効率的な場合が比較的多くなります。

 

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

 

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