【過去問解説(財務・会計)】R6 第13問 資金調達

今日は、財務・会計のR6 第13問について解説します。

R6 財務・会計 第13問

 資金調達に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 株式分割と当座借越は、短期資金調達であり、内部金融に分類される。
イ 企業間信用とコマーシャルペーパーは、短期資金調達であり、外部金融に分類される。
ウ 減価償却費とファイナンス・リースは、長期資金調達であり、外部金融に分類される。
エ 増資と留保利益は、長期資金調達であり、内部金融に分類される。

解説

資金調達に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。
株式分割とは、1つの株式を複数の株式に分割し、発行済み株式数を増やすことであり、資金調達に影響を与えません。

また、当座借越とは、当座預金口座の残高が不足した際に、一定の限度額まで自動で借り入れを行うことです。短期調達資金ではありますが、内部金融ではなく外部金融に分類されます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:その通りです。
企業間信用とは、買掛や売掛、支払手形などを通じた企業間の信用取引のことです。

また、コマーシャルペーパーとは、企業が資金調達のために発行する無担保約束手形のことです。
両方とも、短期資金調達であり、外部金融に分類されます。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:誤りです。
減価償却費は、長期資金調達ではありますが、外部金融ではなく内部金融に分類されます。

ファイナンスリースは、長期金融調達であり、外部金融に分類されます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。
増資は、長期資金調達ではありますが、外部金融ではなく内部金融に分類されます。
留保利益は、長期資金調達であり、内部金融に分類されます。

よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

 

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