今日は、財務・会計 R6第12問(2)について解説します。
R6 財務・会計 第12問(2)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
当社は、当期の実績に基づいて次期の利益計画を策定している。当期の実績データは以下の資料のとおりである。
(設問2)
目標とする1個当たり営業利益 150 円を達成する販売量として、最も適切なものはどれか。なお、計算の結果が割り切れない場合には、小数第1位を四捨五入すること。
ア 20,000 個
イ 22,500 個
ウ 30,000 個
エ 36,000 個
解説
損益分岐点計算に関する問題です。
変動費と固定費の区別ですが、資料の費用名の先頭に「変動」または「固定」と記載されているので、これを基に費用を変動費と固定費に振り分けます。
変動費は1個当たり550円 + 50円 = 600円で、固定費は6,000,000円 + 3,000,000円 = 9,000,000円発生していることがわかります。
販売数量をX個とおき、1個当たり営業利益150円を達成する販売量を求める計算式は、以下のようになります。
1,000x – 600x – 9,000,000 = 150x
x = 36,000
以上から、正解は選択肢エとなります。
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