今日は、財務・会計 R1 第15問について解説します。
ポートフォリオに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 安全資産とはリスクのない資産であると定義される。
イ 安全資産と有効フロンティア上の任意の点で新しいポートフォリオを作ることにした。このとき、新たなポートフォリオのリスクとリターンの組み合わせは曲線となる。
ウ 安全資産と有効フロンティア上の任意の点で作られる最も望ましいリスク・リターンの組み合わせを証券市場線という。
エ 危険資産のみから構成されるポートフォリオの集合のうち、リスク・リターンの面から望ましい組み合わせのみを選んだ曲線を投資機会集合という。
解説
ポートフォリオに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:その通りです。国債のように収益率の変動の可能性がほぼ0の資産もあります。このような変動の可能性、つまりリスクが0の資産のことを安全資産といいます。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢イ:誤りです。安全資産と有効フロンティア上の任意の点で作られるポートフォリオは、以下青色のような直線になります。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。安全資産と有効フロンティア上の任意の点で作られる最も望ましいリスク・リターンの組み合わせは、上記解説の線分FTのことで資本市場線といいます。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:誤りです。危険資産のみから構成されるポートフォリオの集合のうち、リスク・リターンの面から望ましい組み合わせのみを選んだ曲線は、上記解説の線分ACのことで有効(効率的)フロンティアといいます。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正解は選択肢アとなります。
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