今日は、経営法務のR6第3問について解説します。
R6 経営法務 第3問
下表は、会社法が定める公開会社である取締役会設置会社における少数株主権の議決権数および継続保有期間をまとめたものである。表の中の空欄A~Dに入る数値の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
なお、本問においては、定款において特段の定めはないものとする。
ア A: 1 B: 6 C: 1 D: 3
イ A: 1 B: 6 C: 3 D: 6
ウ A: 3 B: 3 C: 5 D: 3
エ A: 3 B: 6 C: 3 D: 6
解説
少数株主権に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
「株主提案権」は、「議題提案権」「議案提案権」「議案要領通知請求権」の 3 つからなります。「議案提案権」は全ての株主の権利であるため、この問題では、「株主提案権」は「議題提案権」「議案要領通知請求権」を指していると考え解答します。
「議題提案権」「議案要領通知請求権」は、総株主の議決権の 1 %以上または 300 個以上の議決権を 6 ヵ月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主の権利です。
また、「株主による株主総会の招集請求権」は、総株主の議決権の 3 %以上の議決権を 6 ヵ月(これを下回る期間を定款で定めた場合にあっては、その期間)前から引き続き有する株主の権利です。
以上から、正解は選択肢イとなります。
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