【過去問解説(経営情報システム)】R6 第6問 クラウドコンピューティング

今日は、経営情報システムのR6第6問について解説します。

 R6 経営情報システム 第6問

 クラウドコンピューティングの実装形態に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア エッジクラウドでは、クラウドサービスは、サービスの提供者と利用者の間でサービス提供の交渉が可能であり、利用者の具体的なニーズに合わせて提供される。
イ コミュニティクラウドでは、クラウドサービスは、共通の懸念事項を持つ異なる組織の成員から構成される共同体の専用使用のために提供される。
ウ ハイブリッドクラウドでは、クラウドサービスは、複数のパブリッククラウドサービスを組み合わせて提供される。
エ パブリッククラウドでは、クラウドサービスは、複数の利用者からなる単一組織の専用使用のために提供される。
オ プライベートクラウドでは、クラウドサービスは、営利を目的としない利用者の専用使用のために提供される。

解説

クラウドコンピューティングに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。
エッジクラウドとは、クラウドコンピューティングをネットワークのエッジ( データの作成場所や消費場所の近く)に配置することを指します。
サービスの提供者と利用者の間でサービス提供の交渉が可能かどうかは、エッジクラウドかどうかによりません。

よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:その通りです。
コミュニティクラウドとは、特定の業種などの限られたコミュニティ向けに提供されるクラウドを指します。
共通の懸念事項を持つ異なる組織の成員から構成される共同体という部分が、特定の業種等の限られたコミュニティを表すと読み取れます。

よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:誤りです。
ハイブリッドクラウドとは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、あるいはオンプレミスなど、複数のコンピューティング環境を連携させて運用している環境を指します。
パブリッククラウドのみを連携させた環境は、ハイブリッドクラウドとは言えません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。
パブリッククラウドは、不特定多数の組織が使えるクラウドサービスです。
単一組織の専用使用のために提供されるクラウドサービスは、プライベートクラウドです。

よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。
プライベートクラウドは、個別の企業の人だけなど、限られた人だけが使えるクラウドサービスです。

営利を目的としない企業も使えます。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

 

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