今日は、経営情報システムの R4 第8問について解説します。
IPアドレスやドメインに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア DHCPは、ネットワークに接続するノードへのIPアドレスの割り当てを自動的に行うプロトコルであり、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイのアドレスは自動設定できない。
イ IPv4とIPv6の間には互換性があるので、IPv4アドレスを割り当てられた機器とIPv6アドレスを割り当てられた機器は直接通信できる。
ウ NATは、ドメイン名とIPアドレスを動的に対応づけるシステムである。
エ トップレベルドメインは、分野別トップレベルドメイン(gTLD)と国別トップレベルドメイン(ccTLD)に大別される。
オ ルータの持つDNS機能によって、LAN内の機器に割り当てられたプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し、インターネットへのアクセスが可能になる
解説
IPアドレスやドメインに関する問題です。
パスについては、まとめシートで以下の通り解説しています。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。DHCPは、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイのアドレスは自動設定できます。前半部分の記述は正しいです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。Pv4アドレスとIPv6アドレスの間には互換性がなく、IPv4アドレスを割り当てられた機器とIPv6アドレスを割り当てられた機器はそのままでは互いに通信できません
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。本選択肢はDNSに関する説明です。NATとは、IPアドレスを変換する技術で、一般的にはプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する技術です。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:その通りです。
分野別トップレベルドメイン(gTLD):世界の誰もが登録できる「.com」「.net」「.org」や、登録にあたって一定の要件が必要とされる「.edu」「.gov」「.mil」「.int」など
国別トップレベルドメイン(ccTLD):ドメイン名登録を全世界にオープンにしている「.tv」「.to」「.cc」や、 国/地域内に限定している「.jp」「.au」「.us」など
よって、この選択肢は〇です。
選択肢オ:誤りです。本選択肢はNATに関する説明です。DNSとは、各ドメイン名について、ホスト名とIPアドレスの対応関係や管理情報などを記録し、一定の通信手順に基づいてどこからでも容易に参照できるようにした技術です。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正解は選択肢エとなります。
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