今回は経営情報システムのH27年第16問のソフトウエア開発に関する問題について解説します。
H27 情報 第16問
システム設計の際に使われる図に関する以下の①〜④の記述と、図の名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① 情報システムの内外の関係するデータの流れを表す図である。
② データを、実体、関連およびそれらの属性を要素としてモデル化する図である。
③ システムにはどのような利用者がいるのか、利用者はどのような操作をするのかを示すために使われる図である。
④ システムの物理的構成要素の依存関係に注目してシステムの構造を記述する図である。
[解答群]
ア ①:DFD ②:ERD ③:アクティビティ図 ④:配置図
イ ①:DFD ②:ERD ③:ユースケース図 ④:コンポーネント図
ウ ①:ERD ②:DFD ③:ステートチャート図 ④:コンポーネント図
エ ①:ERD ②:DFD ③:ユースケース図 ④:配置図
解説
この問題はシステム設計の際に使われる図について、覚えていれば問題なく対応できる基本的な問題です。
それでは早速各記述を見ていきましょう。
記述の①と②はどちらがDFDでどちらがERDかについて問われています。
DFDはデータフローダイアグラム、ERDはエンティティ-リレーションシップダイアグラムの略です。
記述①は「データの流れ」という記述からDFDと考えられ、記述②は「実体、関連およびそれらの属性を要素としてモデル化」という記述からERDと考えられます。
そのため、選択肢はアまたはイに絞られます。
次に記述③を見ると、「利用者」という言葉がありますので、ユースケース図と考えられます。
また、記述④は「システムの物理的構成要素」とありますのでコンポーネント図と考えられます。
以上から正解は選択肢イとなります。
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