今回は経営情報システムのH25年第12問のモバイル端末の利用に関する問題について解説します。
H25 情報 第12問
事業所内において個人所有の情報機器を有効に利用したり、事業所外から会社内のデータにアクセスして業務を効率的に進めたいとの要望がある。しかし、情報漏えい、個人情報管理、通信のセキュリティ確保など、問題も多い。
このような状況における情報機器の利用に関する以下の文章の空欄A〜Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
パソコンなどを利用して事業所外から社内データにアクセスする場合、[ A ]を利用すれば、第三者の侵入や妨害を受けにくくなる。
個人所有のスマートフォンや[ B ]を社内業務に利用する場合、私用情報の[ C ]、業務用アプリケーションやデータの配布・更新・削除などの際の情報セキュリティ管理、社内情報管理などのために[ D ]を利用することが望ましい。
[解答群]
ア A:ADSL B:タブレット C:フォーマット D:BYOD
イ A:TCP/IP B:パソコン C:消去 D:ルータ
ウ A:VPN B:タブレット C:退避 D:MDM
エ A:WiFi B:ハンディターミナル C:カスタマイズ D:ファイアウォール
解説
今回の問題のように空欄を埋める問題は、どれかがわかれば選択肢を絞ることができるので比較的難易度は低い場合が多いです。
それでは早速空欄を見ていきましょう。
空欄Aは社外から社内のデータに安全にアクセスする方法について問われています。
ウのVPNはバーチャル・プライベート・ネットワークの略で、バーチャルなプライベートっぽいネットワーク、つまり、プライベートなネットワークである専用線を引くことなく専用線を引いたのと同様の安全性を持たせた通信方法のことです。
そのため、空欄Aだけで、正解を選択肢ウに確定できます。
念のため他の空欄を見てみると、空欄Bはタブレットで問題ありません。
また、空欄C、Dはの私的情報の退避のためにMDM(モバイル・デバイス・マネジメント)を用いるというのも特に問題はありません。
以上から正解は選択肢ウとなります。
Amazonベストセラー1位獲得
一目でわかる!覚えてしまう!中小企業診断士一発合格まとめシート
好評発売中
—–