今回は経営情報システムのH24年第5問のソフトウエアに関する問題について解説します。
H24 情報 第5問
業務の処理にソフトウェアを使用する場合、中小企業診断士が、そのソフトウェアの利用を支援するだけでなく、状況によってはソフトウェアそのものの開発にかかわったりする場面もある。ソフトウェアの機能や開発に関する記述として最も適切なものはどれか。
ア OSとは、BIOS(Basic Input/Output System)に先立って起動し、ディスプレイやキーボードが使えるようにするソフトウェアである。
イ コンパイラとは、高級言語で書かれたプログラムをコンピュータが実行可能な機械語に翻訳するソフトウェアである。
ウ ミドルウェアとは、FORTRAN などの第一世代高級言語とCやJavaなどの第二世代の間に登場したプログラミング言語である。
エ リンカとは、ネットワークを機能させるソフトウェアである。
解説
それでは各説明文を見ていきましょう。
それでは早速各選択肢を見ていきましょう。
選択肢アのBIOSとは、コンピュータを起動させるためのプログラム群であり、BIOSが起動した後にOSが起動するため、この選択肢は×です。
選択肢イはその通りで〇です。
念のため残りの選択肢も確認します。
選択肢ウのミドルウエアとは、ミドルという名前の通り、OSとアプリケーションソフトウエアの中間的な役割を果たすソフトウエアのことで、プログラミング言語ではありません。ミドルウエアはDB管理のようにOSにはない特定の機能について、アプリケーションソフトウエアを動かすための基本処理を行います。よってこの選択肢は×です。
選択肢エのリンカとは、ソフトウェアを開発するためのツールの一つで、機械語で記述されたプログラムの連結・編集を行うことで、実行可能なファイルを作成するソフトウェアのことです。
以上から正解は選択肢イとなります。
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