【過去問解説(情報)】R4 第4問 データレイク

今日は、情報システムのR4 第4問について解説します。

 情報システム R4 第4問

データを格納する考え方としてデータレイクが注目されている。データレイクに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 組織内で運用される複数のリレーショナルデータベースからデータを集めて格納する。
イ 組織内の構造化されたデータや、IoT 機器や SNS などからの構造化されていないデータをそのままの形式で格納する。
ウ データウェアハウスから特定の用途に必要なデータを抽出し、キー・バリュー型の形式で格納する。
エ データ利用や分析に適したスキーマをあらかじめ定義して、その形式にしたがってデータを格納する。
オ テキスト形式のデータと画像・音声・動画などのバイナリ形式のデータをそれぞれ加工し、構造化したうえで格納する。

解説

データレイクに関する問題です。
データベースの種類については、まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。選択肢の説明は、データウェアハウスに関するものです。データウェアハウス(DWH)は、データの倉庫という意味で、倉庫のように会計システムや発注システムといった社内の様々な基幹業務ソフトのデータを時系列に集積して⼀元管理するもの
です。主に参照に⽤いられ、データウェアハウスに保存されている情報の分析に⽤いられます。

よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:その通りです。データレイクは、⽬的をもって構造化されたデータが格納されているデータウェアハウスとは異なり、IoT
機器やSNSなどから取得された⽣の情報など、構造化されていないデータもそのまま貯めておく場所のことをいいます。

よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:誤りです。選択肢の説明は、NoSQLに関するものと考えられます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。選択肢の説明は、リレーショナルデータベースに関するものです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。データレイクは、データを加工せず構造化されていないそのままのデータを格納するものです。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

 

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