【過去問解説(情報)】R3 第9問 データ検索

今日は、情報システムのR3 第9問について解説します。

 情報システム R3 第9問

中小企業診断士は、必要に応じてインターネット上の情報や図書館に所蔵されている資料・データを検索しなければならない。利用する検索システムによって検索式の立て方は異なるとはいえ、目的にかなう資料・データを検索するための基本的な考え方を理解しておく必要がある。
検索システムに関する以下の文章の空欄A~Eに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、検索語中の「?」は、任意の文字列を表す。

単数形、複数形や語尾変化をもつ文字列をまとめて検索したい場合には、[A]検索を用いる。例えば、 [B] の検索語を用いれば、computer、computation、computingなど を まとめて検索できる。 また、management、government、payment などの文字列をまとめて検索したい場合には、 [C]検索を用いる。
文字列 information と文字列 system を同時に含む資料・データを検索したい場合には、 [D] 検索を用いる。また、文字列 information system を含む資料・データを検索したい場合には、 [E] 検索を用いる。

〔解答群〕
ア A:後方一致   B:comput?     C:前方一致  D:AND E:シソーラス
イ A:後方一致   B:computer?  C:前方一致  D:AND E:シソーラス
ウ A:後方一致   B:computer?  C:前方一致  D:OR   E:完全一致
エ A:前方一致   B:comput?     C:後方一致  D:AND E:完全一致
オ A:前方一致   B:computer?  C:後方一致  D:OR   E:シソーラス

解説

データの検索に関する問題です。
中⼩企業診断⼠試験では簡単なSQL⽂や本問のような検索を実⾏した場合、どのようなデータが抽出されるかという問題がたまに出題されますので、基本的なSQL ⽂の意味と、それを実⾏したらどのようになるかについて、実際に過去問を解きながら押さえておくようにしましょう。について

それでは選択肢をみていきましょう。

A、B、C:単数形、複数形や語尾変化をもつ文字列の検索とのことなので、単語の前方は同じである=A:前方一致と仮定して検索します。
computer、computation、computingは「comput」までは同じですのでB:「comput?」でまとめて検索可能です。また、management、government、paymentなどは「ment」が共通していますのでC:「後方一致」検索を用います。

この時点でエに確定できましたが、念のため残りも見ていきます。

D、E:2つ以上の文字列を含むものはD:「AND」検索で見つけることができ、文字列全てを検索する場合はE:「完全一致」が有効です。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

 

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