今日は、情報システムのH27 第11問について解説します。
情報システム H27 第11問
コンピュータの性能に関する評価尺度は複数あるが、その中のひとつであるスループットに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア OS のマルチタスクの多重度で性能を評価する。
イ 主記憶装置のデータ書き換え速度で性能を評価する。
ウ ターンアラウンドタイムではなく、レスポンスタイムで性能を評価する。
エ 命令の処理量や周辺機器とのやり取り等を総合的に加味した、単位時間当たりの処理件数で性能を評価する。
解説
システムの性能評価に関する問題です。
まとめシートでは以下の通りまとめています。
システムの性能を評価する観点としては、以下の3つがあります。
①コンピュータの処理時間を表すレスポンスタイム
②⼈にとっての処理時間を表すターンアラウンドタイム
③コンピュータの処理効率を表すスループット
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。マルチタスクとは、一台のコンピュータで、二つ以上のプログラムを同時に実行することを言います。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。スループットの説明ではありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。ターンアラウンドタイムやレスポンスタイムは仕事の処理時間を表す指標です。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:その通りです。スループットは、単位時間あたりに処理される仕事の量を表します。
よって、この選択肢は〇です。
以上から、正解は選択肢エとなります。
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