今日は、情報システムのR1 第9問について解説します。
企業の情報システム開発においては多様なデータベース(DB)が用いられる。それらを適切に利用するためには、各DBの特徴を把握しておく必要がある。
DBに関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a レコード間の相互関係をポインタを用いて記述した木構造で表現できるDBを階層型DBという。
b データを複数の表に整理して、表と表の間はそれぞれの表の中の値を用いて関連付けるDBをネットワーク型DBという。
c データを識別するためのキーとデータの値をペアにして多様なデータを格納・管理するDBをキー・バリュー型DBという。
d レコード間の相互関係をリンクを用いて記述した木構造や網構造も表現できるDBを関係データベースという。
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ bとd
エ cとd
解説
データベースの種類について、まとめシートでは以下の通りまとめています。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:その通りです。階層型DBとは、レコード間の相互関係をポインタを用いて記述した木構造で表現できるDBのことです。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢イ:誤りです。選択肢の説明はRDB(リレーショナルデータベース)に関するものです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:その通りです。キーバリューストア(KVS、Key Value Store)とは、1つのキーに1つの値を結びつけるDBです。
データを例えば「晴れ」といった値と「2/16」といった番号(キー)だけで紐づけるシンプルなDBであるため、⾼速で動作させることができます。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢エ:誤りです。選択肢の説明はネットワーク型DBに関するものです。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正しいものはaとcですので、正解は選択肢イとなります。
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