【過去問解説(情報システム)】H28 第5問 表計算ソフトウェア

今日は、情報システムのH28 第5問について解説します。

 情報システム H28 第5問

商品売上高を示したデータが下記のように、表計算ソフトウェアのシート中のA〜C列に入力されている。
D列に示したような、売上高が多い順の順位を求めたい。同じ値が複数ある場合は同じ順位を与え、次の大きさの値には重複した分を飛ばした順位を与える。
このために、条件に一致した値の個数を数えるのに COUNTIF 文を利用して順位を求める式を考え、その式をD2のセルに入力する。D2 の式を下の行に複写して、D列のような順位を求めたい。COUNTIF 文 を用い た D2 のセルに入る式として、最も適切なものを下記の解
答群から選べ。
ただし、COUNTIF 文、&の使用方法は以下のとおりである。
・COUNTIF(対象範囲,条件式):対象範囲のうち、条件式に記述した内容を満たすセルの個数を返す関数
・&:文字列の連結

ア= COUNTIF(C$2 : C$7, ”<”&C2)+1
イ = COUNTIF(C$2 : C$7, ”>=”&C2)
ウ = COUNTIF(C$2 : C$7, ”<=”&C2)
エ = COUNTIF(C$2 : C$7, ”>”&C2)+1

解説

表計算ソフトの関数についての問題です。
本問のように時々、表計算ソフトウェアの処理の問題が出題される場合があります。基本的には問題文中に書かれた処理⽅法にしたがって、現場対応で処理します。

それでは解説にうつります。

①まず、売上高の多い順に並べる方法は、C列にある各値より大きい値をプラスし、そこに更に1を加えます。
例えば先頭のバナナであれば、500より大きい数字はないのでゼロ、そこに1を加えた値=0+1=1で順位は1位となります。
その場合、COUNTの後に+1と入力します。

②また、昇順に並べ替える(ここでは順位を1番から並べる)ので、バナナの500より大きい値をカウントします。
その式が(C$2 : C$7, ”>”&C2) にあたります。

①、②より COUNTIF(C$2 : C$7, ”>”&C2)+1 となります。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

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