【過去問解説(運営管理)】R6 第3問 進捗管理と現品管理

今日は、運営管理のR6 第3問について解説します。

R6 運営管理 第3問

 進捗管理や現品管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a 製品のトレーサビリティを高めるために、材料の調達から製品の廃棄までのサプライチェーンにおいて情報共有の仕組みを用いた。
b 後工程引き取り方式による生産を、「運搬指示かんばん」と「引き取りかんばん」を用いて実現した。
c 作業者や管理者が工程の状況を把握するために、目で見る管理として「あんどん」を用いた。
d 仕掛品の流れを管理するために、製造番号、品名、納期などが登録されたRFID を用いた。

〔解答群〕
ア a:正  b:正  c:誤  d:正
イ a:正  b:正  c:誤  d:誤
ウ a:正  b:誤  c:正  d:正
エ a:誤  b:正  c:誤  d:正
オ a:誤  b:誤  c:正  d:誤

解説

進捗管理や現品管理に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは記述をみていきましょう。

記述a:その通りです。
トレーサビリティとは、生産、加工、流通などの各段階で情報を追跡できるようにすることです。材料の調達から製品の廃棄までのサプライチェーンにおいて情報共有の仕組み化を進めることで、材料の出所や製品の流通経路が明確に追跡できるようになり、トレーサビリティは高まると言えます。

よって、この記述は正しいです。

記述b:誤りです。
後工程引き取り方式とは、JIT(ジャストインタイム)方式とも呼ばれ、後工程の要求に合わせて必要な分だけを生産する方式です。後工程引き取り方式は、「生産指示かんばん」と「引き取りかんばん」によって実現されます。

よって、この記述は誤りです。

記述c:その通りです。
あんどんとは、設備の稼働状況や作業状況を表示した電光表示板のことです。工程や設備に異常が発生すると一目でわかるようになっています。

よって、この記述は正しいです。

記述d:その通りです。
RFIDとは、電波を使ってタグのデータを非接触で読み書きするシステムのことです。RFIDは情報の書き換えや追記が自由で、数字(0~9)とアルファベット(a~f)を組み合わせたコードを書き込むことができます。このコードを製造番号、品名、納期と紐づけて管理することになります。
よって、この記述は正しいです。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

 

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