【過去問解説(財務・会計)】R2 第10問 直接労務費

今日は、財務・会計 R2 第10問について解説します。

 財務・会計 R2 第10問

以下の資料に基づき、当月の直接労務費の金額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、予定賃率を用いて賃金消費額を計算している。

【資 料】
1 .本年度の直接工の予定就業時間は 12,000 時間、直接工賃金予算額は14,400,000 円である。
2 .当月の直接工の直接作業時間は 1,100 時間、間接作業時間は 100 時間、手待時間は 200 時間であった。

〔解答群〕
ア 1,200,000 円
イ 1,320,000 円
ウ 1,440,000 円
エ 1,680,000 円

解説

直接労務費に関する問題です。
原価の分類について、まとめシートでは以下の通り解説しています。

それでは問題を解いていきましょう。

前提として、直接労務費は1時間あたりの賃金×作業時間の合計で算出できます。
①資料1より1時間当たりの賃金は、直接工賃金予算額÷予定終業時間=14,400,000 円÷12,000時間=1,200円/時間となります。
②資料2より、作業時間の合計は1,100時間です。
ちなみに、間接作業時間と手待ち時間は間接労務費に分類されます。
③以上より、直接労務費=1,200円/時間×1,100時間=1,320,000円 となります。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

 

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