今日は、経営情報システムのR6第20問について解説します。
R6 経営情報システム 第20問
ある会社では、本店とA支店の間を通信回線で結んでいる。A支店は重要な支店であるため、バックアップ回線として別の通信会社の通信回線を新たに契約することにした。
バックアップ回線新設後の通信回線の信頼度を表す計算式として、最も適切なものはどれか。ただし、旧来の通信回線の信頼度をa(0≦a≦1)、新しく契約する通信回線の信頼度をb(0≦b≦1)とする。
ア a × b
イ 1-a × b
ウ 1-(1-a) × (1-b)
エ (1-a) × (1-b)
オ (a × b)²
解説
システムの信頼性に関する問題です。
情報処理技術者試験で頻出の論点であり、直列システム、並列システムの稼働率はそれぞれ以下の式で表すことができます。
直列システム:稼働率 = システムAの稼働率 × システムBの稼働率
並列システム:稼働率 = 1-(1-システムAの稼働率) × (1-システムBの稼働率)
当設問は、旧来の通信回線に加えて、新しい回線をバックアップとして契約しているため、並列システムとなります。
よって、稼働率は、
1-(1-システムAの稼働率) × (1-システムBの稼働率) = 1-(1-a) × (1-b)
と求めることができます。
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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