【過去問解説(企業経営論)】R6 第10問 製品アーキテクチャー

今日は、企業経営論のR6第10問について解説します。

 R6 企業経営論 第10問

製品アーキテクチャーとは、製品を構成する個々の部品や要素の間のつなぎ方や製品としてのまとめ方である。製品アーキテクチャーに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア インテグラル型のアーキテクチャーを持つ製品は、標準化が進んでいる。
イ 擦り合わせによって創造される価値が差別化要因になる製品については、モジュラー型のアーキテクチャーを持つことが多い。
ウ 製品間の相互依存性が高いインテグラル型のアーキテクチャーを持つ製品の場合、部門横断的に調整することが不可欠になる。
エ モジュラー型のアーキテクチャーを持つ製品では、部品調達者は、部品のコスト低減ではなく、部品の差別化をしなければならない。

解説

製品アーキテクチャに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。


それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。
標準化が進んでいるのは、モジュラー型のアーキテクチャーの特徴です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。
擦り合わせによって創造される価値が差別化要因になる製品は、インテグラル型のアーキテクチャーを持つことが多いです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:その通りです。
製品間の相互依存性が高いインテグラル型のアーキテクチャーを持つ製品は、関わる各部門間の調整が重要になります。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:誤りです。
部品の差別化をしなければならないのは、インテグラル型のアーキテクチャーを持つ製品です。
標準化しやすいモジュラー型のアーキテクチャーを持つ製品が目指すべきは、部品のコスト低減です。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

 

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