今日は、企業経営理論のR5第1問について解説します。
ドメインに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア PPMを用いた事業間の資源配分の決定を基に、企業ドメインが決定される。
イ 企業ドメインには、多角化の広がりの程度、個別事業の競争戦略の方針、差別化の在り方および日常のオペレーションといった内容が含まれる。
ウ 経営者は事業間でシナジー効果がどれくらい働くのかを考えて、企業ドメインを決定する。
エ 事業ドメインには、部門横断的な活動や他の事業分野との関連性、将来の企業のあるべき姿や経営理念といった内容が含まれる。
解説
企業ドメイン、事業ドメインの使い分けに関する問題です。
企業ドメインは領域が全体、事業ドメインは領域が事業部ごとになっている所に注目しましょう。
イメージとしてはこんな感じです。
事業ドメインは各事業ごとにその事業の方向性を定めるために存在し、企業ドメインは各事業間のシナジーや経営資源配分を含めた全体の戦略に関わっている。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。
決定された企業ドメインを元に、PPMを用いて事業間の資源配分を行います。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。
「個別事業の競争戦略の方針」については事業ドメインの説明ですし、日常のオペレーションについても企業ドメインでそこまで細かい部分を定めることはありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:その通りです。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢エ:誤りです。
「部門横断的な活動や他の事業分野との関連性、将来の企業のあるべき姿や経営理念」が、企業ドメインの説明になっています。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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