【過去問解説(財務・会計)】R4 第8問 預り金

今日は、財務・会計 R4 第8問について解説します。

 財務・会計 R4 第8問

従業員の給料・賞与支払時に「預り金」として処理するものとして、最も不適切なものはどれか

ア 源泉所得税
イ 事業主負担の社会保険料
ウ 社内預金
エ 従業員負担の生命保険料

解説

預り金に関する問題です。
従業員の給料・賞与支払時に「預り金」とは、ざっくり言うと従業員が本来支払うべきものを、一時的に会社が立て替えている金額です。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:源泉所得税は、本来従業員が支払うべきものですので、会社が立て替えた場合「預り金」に該当します。

選択肢イ:事業主負担の社会保険料は、そもそも会社側が支払うべきもので従業員負担ではありませんので、「預り金」に該当しません。

選択肢ウ:社内預金は、従業員の所得から会社が一時的に預かっている金額ですので「預り金」に該当します。

選択肢エ:源泉所得税は、本来従業員が支払うべきものですので、会社が立て替えた場合「預り金」に該当します。

今回は、不適切な選択肢を選ぶ問題ですので、預り金に「該当しない」ものが正解となります。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

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