今日は、運営管理 R4 第12問について解説します。
在庫管理に関する用語の記述として、最も適切なものはどれか。
ア 顧客へのサービス率は、( 1 -返品率)によって求められる。
イ 在庫回転率とは、標準在庫量を使用実績量で除したものである。
ウ 在庫引当とは、注文に対して在庫残高から注文量を割り当てて引き落とすことである。
エ 棚卸資産回転期間とは、棚卸を行った時点で保有している製品を在庫している期間のことである。
オ 発注残とは、発注の平準化のために、次の期に発注するために残している予定発注量のことである。
解説
在庫管理に関する問題です。
在庫管理関連の指標について、まとめシートで以下の通り解説しています。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。サービス率は、受注もしくは需要に対し、商品を納品もしくは供給できた割合で、サービス率(%)=100-品切れ率で表されます。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。在庫回転率とは、現時点での在庫額(棚卸資産)と、販売済商品原価(売上原価)を比較し、在庫が一定期間中に何回入れ替わっているかを算出した数値です。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:その通りです。在庫引当とは、注文に対して在庫残高から注文量を割り当てて引き落とすことです。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢エ:誤りです。財務の分野で詳しく解説していますが、棚卸資産回転率とは、製品や商品などの販売が効率良く行われているかを表す指標で、棚卸資産回転率(回)=売上高/棚卸資産で表されます。
よって、この選択肢は×です。
選択肢オ:誤りです。発注残とは、発注はしているもののまだ納品されていない在庫の量、引当量は受注もしくは使⽤予定はあるものの、まだ納品もしくは使⽤されていない場合に割り当てておく在庫の量のことを表します。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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