【過去問解説(企業経営理論)】R2 第19問 モチベーション理論

今日は企業経営理論R2第19問について解説します。

R2 企業経営理論 第19問

期待理論における、組織メンバーのモチベーションの水準を規定する要因に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 成果が自身の報酬につながるかについての認知
イ 他者の報酬と比較した自身の報酬に対する認知
ウ 努力することで成果をあげられるかについての期待
エ 報酬がもたらしうる満足の程度

解説

期待理論に関する問題です。
期待理論とは、ブルームとローラーによって提唱された理論で、ブルームの提唱する理論では、ある行為によって得られる結果の期待値と、その行為によって得られる報酬の魅力の積が大きいほど、モチベーションが高まるとされています。
また、ローラーの提唱する理論では、業務遂行の努力が業績に結び付くであろうという期待と、業績が報酬に結び付く期待の2段階の期待が大きいほど、モチベーションが高まるとされています。

これを踏まえて各選択肢を見ていきましょう。
今回は、最も不適切なものを選択する問題です。

上記の説明を踏まえると、期待理論を規定する要因としては選択肢アの成果が自身の報酬につながるかについての認知、選択肢ウの努力することで成果をあげられるかについての期待、選択肢エの報酬がもたらしうる満足の程度が含まれます。

選択肢イの他者の報酬との比較という要因は期待理論には含まれません。

以上から、正解は選択肢イとなります。

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5件のフィードバック

  1. >シュ 様

    コメントありがとうございます。
    大変恐縮ながら、コメントをいただいた投稿を削除させていただきました。
    こちらをご参照いただければと存じます。

  2. 【解説部分の漢字誤植】
    以下、漢字誤植ではないでしょうか?
    (誤)選択肢イの他社の報酬との比較という要因は期待理論には含まれません。
    (正)選択肢イの他者の報酬との比較という要因は期待理論には含まれません。

    1. 申し訳ありません。
      修正させていただきました。

      ご指摘いただきありがとうございます。

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