【過去問解説(情報)】R2 第17問 ソフトウエア開発

今回は経営情報システムのR2年第17問について解説します。

R2情報 第17問

オブジェクト指向のシステム開発に利用されるモデリング技法の代表的なものとして、UML(Unified Modeling Language)がある。
UML で利用されるダイアグラムにはいろいろなものがあるが、下記のa~dの記述はどのダイアグラムに関する説明か。最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 対象となるシステムとその利用者とのやり取りを表現するダイアグラム。
b 対象となるシステムを構成する概念・事物・事象とそれらの間にある関連を表現するダイアグラム。
c システム内部の振る舞いを表現するためのもので、ユースケースをまたがったオブジェクトごとの状態遷移を表現するダイアグラム。
d 活動の流れや業務の手順を表現するダイアグラム。
〔解答群〕
ア a:アクティビティ図    b:オブジェクト図
c:ユースケース図     d:シーケンス図
イ a:クラス図        b:配置図
c:コミュニケーション図  d:ステートマシン図
ウ a:コミュニケーション図  b:コンポーネント図
c:アクティビティ図    d:クラス図
エ a:ユースケース図     b:クラス図
c:ステートマシン図    d:アクティビティ図

解説

今回は、UMLに関する問題です。
UMLで利用される図については、まとめシートでも紹介していましたので、しっかり勉強していれば解答できたのではと思います。

それでは早速各記述を見ていきましょう。

記述aは、システムと利用者(ユーザ)のやり取りを表現する、とありますのでユースケース図です。

これがわかれば選択肢エで確定できますが、念のため残りの記述も確認していきましょう。

記述bは、関連を表現する、とありますのでクラス図で問題なさそうです。

記述cも状態遷移を表現する、とありますのでステートマシン図で問題なさそうです。

記述dも手順を表現する、とありますのでUML版のフローチャートであるアクティビティ図で問題なさそうです。

以上から正解は選択肢エとなります。

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