【過去問解説(運営管理)】R4 第10問 発注方式

今日は運営管理のR4第10問について解説します。

R4 運営管理 第10問

発注方式における発注点あるいは発注量の決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 安全在庫は欠品を起こさないために決めるものであるが、保有在庫は安全在庫として決めた量を下回ることがある。
イ 経済的発注量は、累積入荷数量と累積出荷数量に基づいて決まる。
ウ ダブルビン方式の発注量は、納入リードタイムを考慮して、その都度、決める。
エ 内示とは、発注後に納入日を提示することである。
オ 発注点とは、発注をする時点を示し、通常、日付のことである。

解説

発注方式に関する問題です。
それでは早速、各選択肢を見ていきましょう。

選択肢ア:安全在庫は、需要変動や補充期間の不確実性を吸収するために必要な在庫のことです。実際の需要が予測を上回った場合には、保有在庫は安全在庫として設定した量を下回ることがあります。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:経済的発注量(Economic Order Quantity)は、在庫費用=発注費用となる量のことで、1回当たり発注費用(S)、年間需要量(R)、発注量(Q)、在庫品の単価(P)、在庫費用率(i)から求められます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:ダブルビン方式は簡易的な定量発注方式で、ビンを2本用意しておき、片方が空になった時点で1本発注する方式です。納入リードタイムは考慮しません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:内示とは、リードタイムの長い部品などで発注前に予め見込数量を伝えておくことです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:発注点は、定量発注方式で用いられるもので、在庫量が発注点まで減ったら定量を発注する方法です。通常は在庫量を意味します。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

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