今日は、情報システムのH30 第24問について解説します。
情報システムに対するコンティンジェンシープランに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 災害などにより情報システムの運用が困難になることを想定して行う、情報システム部門に対する教育・訓練計画である。
イ 情報システムに障害が起きて損失が発生した後に、直ちに作成される、被害の調査と復旧のための計画である。
ウ 情報システムに障害が発生しても業務を中断することなく処理を継続できるために行う、フォールトトレラント・システムの構築計画である。
エ 情報システムに不測の事態が発生することを想定し、事前に対応策や手順などを定める緊急時対応計画である。
解説
コンティンジェンシープランに関する問題です。
コンティンジェンシープランとは、あらかじめ不測の事態が起きることを予測して、複数の計画を用意しておくことをいいます。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。コンティンジェンシープランとは、情報システム部門に限った教育ではなく、会社全体での教育・訓練計画です。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。情報システムに障害が起きて損失が発生した後ではなく、発生前に予め計画を用意しておく対策のことです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。フォールト・トレランスの構築は広い意味での対策にはなりえますが、コンティンジェンシープランと直接の関係はありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:その通りです。コンティンジェンシープランとは、あらかじめ不測の事態が起きることを予測して、複数の計画を用意しておくことをいいます。
よって、この選択肢は〇です。
以上から、正解は選択肢エとなります。
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