今回は運営管理の時間管理に関する問題についてです。
時間管理に関する問題も出題頻度が高いため、基本的な内容はしっかり覚えておくようにしましょう。
H29 運営管理 第10問
標準時間に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア PTS 法ではレイティングを行う必要はない。
イ 内掛け法では、正味時間に対する余裕時間の割合で余裕率を考える。
ウ 主体作業時間は、正味時間と余裕時間を合わせたものである。
エ 人的余裕は、用達余裕と疲労余裕に分けられる。
PTS法はレイティングを行う必要はないので、選択肢アは○です。ちなみに、レイティングを行う必要があるのはストップウォッチ法のみです。
内掛け法で余裕率を求める場合、余裕率=余裕時間/(余裕時間+正味時間)で求めます。余裕時間/正味時間で求めるのは外掛け法です。なので選択肢イは×です。
ここで、明確に×と判断できるので、ここで確定させてしまってもいいですが、念のため残りの選択肢も見てみます。
主体作業時間は、正味時間と余裕時間を合わせたものなので、選択肢ウは○です。
人的余裕は用達余裕と疲労余裕に分けられるので、選択肢エも○です。
ちなみに、余裕は管理余裕と人的余裕に分けられ、管理余裕は作業余裕、職場余裕に分けられます。人的余裕は上述の通り、疲労余裕と用達余裕に分けられます。
まとめシートでもイラスト付きで紹介していますが、どれが管理余裕でどれが人的余裕かというのはごっちゃになりやすいので「監査職の人的費用(管理、作業、職場、人的、疲労、用達)」と覚えるといいでしょう。
以上から正解はイとなります。
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