【過去問解説(情報)】R3 第2問 RFID

今日は情報のR3第2問について解説します。

R3 情報 第2問

中小企業でも検品・棚卸等の業務で商品の個体識別にRFID が用いられるようになってきた。
RFIDに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 複数のRFタグ上のデータを一括して読み取ることができる。
b 電波を用いてRFタグ上のデータを読み取ることができる。
c 3個の検出用シンボルにより、RFタグ上のデータを読み取ることができる。
d 赤外線を用いてRFタグ上のデータを読み取ることができる。
e 光学読み取り装置を利用してRFタグ上のデータを読み取ることができる。

〔解答群〕
ア aとb
イ aとe
ウ bとc
エ cとd
オ cとe

解説

商品の個体識別に利用されるRFIDに関する問題です。RFIDの特徴について問われています。
それでは早速、各記述を見ていきましょう。

記述aは、RFIDに関する説明です。RFIDとは、電波を用いてRFタグのデータを非接触で読み書きするシステムです。
よって、この記述は〇です。

記述bは、RFIDに関する説明です。バーコードだと、レーザなどでタグを1つずつスキャンしますが、RFIDは電波でタグを複数一気にスキャンすることができます。電波が届けばタグが遠くても読み取ることができます。
よって、この記述は〇です。

記述cでは、3個の検出用シンボルというキーワードがあり、これはQRコードの説明と思われます。QRコードは、高速読み取りを重視したマトリクス型2次元コードです。
よって、この記述は×です。

記述dでは、赤外線というキーワードがあります。タグの読み取りでは赤外線を使用した例が無いようですが、手のひら静脈認証において特徴パターンの抽出に赤外線が用いられることがあります。
よって、この記述は×です。

記述eでは、光学読み取りというキーワードがあり、これは光学式マーク読み取り装置の説明と思われます。光学式マーク読み取り装置は、マークシートとよばれる専用の用紙に記入されたマークを読み取るための装置です。
よって、この記述は×です。

以上から、正解は記述とaとbが含まれる選択肢アとなります。

 

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