まとめシート著者の野網です。
今回の記事では、令和2年2次試験の解答例第3弾として、事例Ⅲの解答例を公開していきたいと思います。
今年の事例Ⅲは、問題の構成は例年通りだったものの対応しにくい問題が多く、難易度としては例年よりやや難しかったのではと感じました。
作った解答としては↓のような形となります。
今晩公開するYouTubeでは、解答例だけではなく、なぜこの解答を作ったのかということを解説する予定です。
ぜひそちらもご覧ください!
【中小企業診断士試験】令和2年度中小企業診断士2次試験(事例Ⅲ)の解答例と解法をご紹介します
動画は11/13 18:00より公開します
また、これまで行ってきました、事例Ⅰ~Ⅲの解答解説の内容をテキストにした、
「まとめシート流!解法実況 令和2年度編」も動画と同じく11/13 18:00より公開します。
令和3年度の2次試験を受ける予定の方はぜひご覧ください!
解答例
第1問
(a)
特殊加工と仕上げ品質の要求に応える溶接・研磨技術と設計から製作、据付まで可能な点。
(b)
高度な技術が必要な製作物は任せられない作業チームがあり、作業スペースが狭隘な点。
第2問(設問1)
(a)
①顧客との製作図、施工図の顧客承認段階の仕様変更や図面変更などのやりとりや②造形物のイメージの摺合わせに時間を要する点。
(b)
3次元CADの導入で①顧客とのやり取りとイメージ摺合わせの時間を減らし②顧客承認までの時間と製作段階の打ち合わせを減らす。
第2問(設問2)
(a)
①受注内容によって製作期間が生産計画をオーバーする点と②作業スペースが狭隘で作業途中の加工物の移動を強いられている点。
(b)
①作業チームの熟練度も考慮した上で工程順序や工数見積もりを標準化し②レイアウトを改善して作業スペースを確保し移動を減らす。
第3問
①過去の工程・工数等の情報をDB化し生産計画に活用して生産計画の精度を上げ、適切な納期を提示し②3次元CADを導入した上で、仕様や図面、進捗の情報を顧客、営業部、技術部間で共有することで、顧客とのやり取りや摺合わせ、社内の打ち合わせ時間を減らす。
第4問
①レイアウトの改善や新たな作業スペース確保を検討し、加工物の大型化に対応した上で②全ての作業チームの技術力を強化し、受注増に対応可能な体制を整え③受注量の平準化に努めつつ、デザイナーに対し特殊加工力と仕上げの品質を訴求して受注の拡大を図る。