今日は、運営管理 R4 第36問について解説します。
物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 3PL は、荷主が物流事業者に代わって物流センターを運営することである。
イ ASN は、出荷する商品に誤りがないかを確認する出荷検品に利用される。
ウ 在庫管理の重点を決める手法として、ABC 分析が利用される。
エ 種まき方式ピッキングは、オーダー別に商品を一品ごとに集品する方法である。
オ マテハン機器のうち、パレタイザは保管用の機器であり、AGV(AutomaticGuided Vehicle)は仕分用の機器である。
解説
物流センターの運営に関する問題です。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。3PLとは3rd Party Logistics の略で、物流部門を第三者にアウトソーシングすることです。3PLは高度な物流サービスを受けたり、物流を効率化し、物流費用を削減する目的で用いられます。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。ASN(Advanced Shipping Notice)は事前出荷明細通知のことで、商品を出荷する前に事前にこれを送ることで仕入業務や検品業務を効率化できます。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:その通りです。ABC 分析は、縦軸に累計金額、横軸に品目数累計をとり、累計金額もしくは品目数累計の多い順にA 品目、B 品目、C 品目に分類し、それぞれの重要性に応じた管理を行うための方法です。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢エ:誤りです。種まき方式はトータルピッキングとも呼ばれ、少種多量の注文に適している方法です。注文された商品を一度にまとめてピッキングし、その後、配送先のお店ごとに種をまくように仕分けます。選択肢の説明は、摘み取り方式(シングルピッキング)に関するものです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢オ:誤りです。AGV(Automatic Guided Vehivle)とは、無⼈搬送⾞のことでFMC 間で部品を運ぶために用いられます。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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