【過去問解説(運営管理)】R3 第11問 ジョブショップスケジューリング

今日は、運営管理のR3 第11問について解説します。

 運営管理 R3 第11問

2機械ジョブショップにおいて、各ジョブの作業時間と作業順序が下表に与えられている。各ジョブのジョブ投入順序を LPT(最長作業時間)ルールで決定したとき、総所要時間の値として最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア 18
イ 19
ウ 20
エ 21
オ 22

解説

ジョブショップスケジューリングに関する問題です。
今回は、ディスパッチング法を使って効率的な作業の中でかかる最長時間を求めます。
ちなみに、よく見かけるジョンソン法は、最短時間を求める方法になります。

それでは確認していきましょう。

①最長ジョブを探すと、ジョブ1なので、1番目にもってきます。
②次に長いジョブはジョブ2ですので、2番目にもってきます。
③その次に長いジョブはジョブ3ですので、3番目にもってきますが、機械2→1の順番ですので注意してください。
④残ったジョブ4ですが、ジョブ3の後ろに入れるとジョブ1が入らなくなります。一方、ジョブ1の機械2の開始を1後ろ倒しすればすっぽりとはまりそうです。
ここで、ジョブ4を一番最後に持ってくる方法は、全体時間がさらに長くなるため最も効率的とは言えません。

①~④をまとめると、以下の通りです。
実際の試験でも、このように簡単な表を書きながら進めるとよいでしょう。

LPT(最長作業時間)ルールで決定したとき、総所要時間の値は18となります。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

 

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