今日は運営管理のR2第20問について解説します。
設備総合効率に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 作業方法を変更して段取時間を短縮すると、性能稼働率が向上する。
イ 設備の立ち上げ時間を短縮すると、時間稼働率が低下する。
ウ チョコ停の総時間を削減すると、性能稼働率が向上する。
エ 不適合率を改善すると、性能稼働率が低下する。
解説
設備総合効率に関する問題です。
設備総合効率については、まとめシートでも図を使って解説していましたので、しっかり勉強された方は十分対応できる問題だったのではと思います。
それでは早速各選択肢を見ていきましょう。
選択肢アの性能稼働率は、稼働時間のうちチョコ停や空転などを除いた正味稼働時間がどの程度かということを表すものです。
段取時間の短縮は負荷時間のうち、稼働時間を増やすものですので、この選択肢は×と考えられます。
選択肢イの時間稼働率は、全体の負荷時間のうち故障や段取替のために設備を止めている時間を除いた稼働時間がどの程度かということを表すものです。
設備の立ち上げ時間の短縮は稼働時間に対する正味稼働時間を短くするものですので、この選択肢は×と考えられます。
選択肢ウはその通りで、選択肢アで説明した通り、チョコ停を減らせば性能稼働率は向上します。
選択肢エの性能稼働率は、選択肢アで説明した通り、稼働時間のうちチョコ停や空転などを除いた正味稼働時間がどの程度かということを表すもので、正気稼働時間には不適合品を作っている時間も含まれます。不適合率の改善は、良品率を向上させます。よって、この選択肢は×と考えられます。
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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2件のフィードバック
こちらは、「正解は選択肢ウ」、になりますでしょうか。
申し訳ありません。
修正しました。