今日は、運営管理 H29 第40問 (1)(2) について解説します。
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
あるスーパーマーケットの、ある期間に購買のあった顧客 1,000 人分の ID-POSデータを用いて、顧客が当該期間内に購入する商品の組み合わせを分析した。その結果、商品Aの購入者が 200 人、商品Bの購入者が 250 人、商品Aと商品Bの両方の購入者が 100 人であった。
(設問1)
「商品Aを購入した当該顧客の何パーセントが商品Bを購入するか」という値を、商品Bのプロモーションを検討する材料として計算したい。このときこの値は、一般に何と呼ばれる値か、最も適切なものを選べ。
ア Jaccard 係数
イ 支持度(サポート)
ウ 信頼度(コンフィデンス)
エ 正答率
オ リフト値
(設問2)
設問の「商品Aを購入した当該顧客の何パーセントが商品Bを購入するか」という値を実際に計算したとき、最も適切な値はどれか。
ア 15 %
イ 20 %
ウ 25 %
エ 40 %
オ 50 %
解説
マーケットバスケット分析に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。
(設問1)
正しくは選択肢ウ「信頼度(コンフィデンス)」です。
信頼度(コンフィデンス)は、商品A を買った人のうち、どれくらいの人が商品B を買うのかを表す指標で、以下の式で表せます。
信頼度=A とB 同時購入の購買数÷商品A の購買数
以上から、正解は選択肢ウとなります。
(設問2)
信頼度=A とB 同時購入の購買数÷商品A の購買数 で表せますので、
(商品Aと商品Bの両方の購入者)100人÷(商品Aの購入者) 200 人=50%です。
以上から、正解は選択肢オとなります。
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