今日は、運営管理 H29 第13問について解説します。
工場内でのマテリアルハンドリングに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 運搬活性示数は、置かれている物品を運び出すために必要となる取り扱いの手間の数を示している。
イ 運搬管理の改善には、レイアウトの改善、運搬方法の改善、運搬制度の改善がある。
ウ 運搬工程分析では、モノの運搬活動を「移動」と「取り扱い」の2つの観点から分析する。
エ 平均活性示数は、停滞工程の活性示数の合計を停滞工程数で除した値として求められる。
解説
運搬分析やマテリアルハンドリングに関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。
それでは選択肢をみていきましょう。
今回は、最も不適切なものを選ぶ問題です。
選択肢ア:誤りです。運搬活性示数は、置かれている物品を運び出すために既に省略されている手間の数を表します。よって、活性示数は0から順に数字が大きくなるほど移動しやすくなります。尚、活性示数は1 ではなく0 からスタートし、全部で5 段階あるという点に注意しましょう。
よって、この選択肢は×です。
ここでアと確定させても良いですが念のため他の選択肢もみていきましょう。
選択肢イ:その通りです。運搬管理の改善には、レイアウトの改善、運搬方法の改善、運搬制度の改善の3つが挙げられます。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢ウ:その通りです。運搬工程分析では、運搬工程を図にして分析することで、付加価値を生まない工程である運搬工程をいかに短くするかを検討します。運搬工程を短くするということは、その分、付加価値を生む加工工程の時間の占める割合を増やし、効率を改善することにつながります。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢エ:その通りです。平均活性指数は、⼯程全体の運搬活性を表すために用いられ、その数は「停滞⼯程の活性⽰数の合計÷停滞⼯程の数」で表すことが出来ます。
よって、この選択肢は〇です。
以上から、最も不適切なものを選ぶ問題ですので
正解は選択肢アとなります。
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