今日は運営管理のH27 第34問について解説します。
物流センター内のエリア管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア エリアごとに作業員を決める固定ロケーション管理は、人別の業務評価がしやすい。
イ 固定ロケーション管理は、在庫量を一定に保ちやすい。
ウ フリーロケーション管理では、保管スペースの有効活用がしやすい。
エ フリーロケーション管理は、固定ロケーション管理よりも人によるピッキング作業の効率がよい。
オ ロケーション管理では、物流センター内の人員配置を適切にマネジメントすることが重要である。
解説
物流センターの保管方法に関する問題です。
保管方法には代表的なものが3つありますが、まとめシートでは以下の通りまとめています。
以上の特徴を踏まえて、選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:ロケーション管理で固定するのは、作業員ではなく商品です。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:確かに、フリーロケーションよりは固定ロケーションの方が在庫量が可視化しやすくなりますが、そのことと在庫を一定に保ちやすいことはイコールではなさそうです。一旦△にして他の選択肢をみてみましょう。
選択肢ウ:フリーロケーション管理とは、どの棚にどの商品を置くかについてのルールを持たない保管方法です。空いた棚に商品を置けるため空間効率が高いのが特徴です。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢エ:フリーロケーション管理では、商品を置く場所が決まっていないので、ピッキングの作業効率は低くなります。
よって、この選択肢は×です。
選択肢オ:ロケーション管理で重要なのは、商品の保管や配置についてであり、人員配置ではありません。
よって、この選択肢は×です。
以上から、△で保留にしていたイ、よりウの方が明らかに〇といえますので
正解は選択肢ウとなります。
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