今日は運営管理のH26年第33問の問題について解説します。
H26 運営管理 第33問
インターネットを利用した商品販売に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア インターネットオークションは個人間取引に限られる。
イ 電子商店街(オンライン・ショッピングモール)に出店した場合、販売者は独自に商品の販売価格を決めることができる。
ウ ドロップシッピングでは、販売者が自らの在庫をドロップシッピングサービスプロバイダーに預けて、消費者から受注した後に出荷を依頼する。
エ フルフィルメントサービスを利用すると、販売者は在庫を持たなくてもサービス提供企業に仕入れ・受注・出荷等の業務を委託することができる。
解説
インターネット販売に関する問題です。
それでは早速各選択肢を見ていきましょう。
選択肢アは、インターネットオークションは「個人間取引に限られる」とありますが、そんなことはなく、業者も出品可能です。
選択肢イはその通りで、楽天市場のようなオンラインショッピングモールに出店した場合、販売者は独自に価格を決めることができます。
念のため残りの選択肢も見ていきましょう。
選択肢ウのドロップシッピングとは、直訳すると直送という意味です。ドロップシッピングの販売者は、インターネット上のショップを開き、そこで注文を受けたものは、メーカーやドロップシッピング業者から顧客に直接発送されます。商品が売れたら、直接メーカーなどから発送されるため、在庫は不要ですので、この選択肢の記述は誤りです。
選択肢エのフルフィルメントサービスとは、Amazonなどのインターネットショップの販売者向けに行われているサービスで、商品が注文されてからエンドユーザーに商品が届くまで必要な業務全般を代行するサービスです。選択肢には「仕入れ・受注・出荷等の業務を委託することができる」とありましたが、一般的に仕入は販売者が行いますので、この選択肢は×と判断できます。
以上から、正解は選択肢イとなります。
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