今回は運営管理の在庫管理に関する問題についてです。
在庫管理・購買管理に関する問題は毎年のように出題されますので、とても重要な問題です。
H29 運営管理 第33問
小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 経済的発注量とは、在庫量を最小にする回当たりの発注量のことである。
イ サイクル在庫は、定量発注方式の場合に発生し、定期発注方式の場合には発生しない。
ウ 定量発注方式を採用した場合、発注点は調達期間中の推定需要量と安全在庫の和として求められる。
エ 補充点は、最大在庫量から調達期間中の推定需要量を差し引いた値である。
オ 見越在庫とは、発注済みであるがまだ手元にない在庫のことである。
選択肢アは、「在庫量を最小にする」とありますが、量ではなく費用を最小化するものでしたね。ですのでこの選択肢は誤りです。
選択肢イのサイクル在庫は定期発注方式の場合でも発生するため、この選択肢は誤りです。
選択肢ウは正しそうです。
念のため他の選択肢も見てみます。選択肢エは、補充点とは最大在庫量のことで、ビールジョッキでいうとジョッキの大きさのことです。なので、「最大在庫量から調達期間中の推定需要量を差し引いた値」というのは誤りです。
選択肢オの「発注済みであるがまだ手元にない在庫」は発注残のことなので、この選択肢は誤りです。
選択肢エは、補充点=最大在庫量で覚えていても余分な説明があるとついついそうなのかな?と思ってしまいます。
その場合でも発注点の方を正しく覚えていたら、自信を持って正解をウとできます。
以上から正解はウとなります。
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