今回の過去問解説はH28年第2問の生産形態・生産方式についての問題です。
H28 運営管理 第2問
生産形態に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 少品種多量生産では、加工・組立の工数を少なくする製品設計が有用である。
イ 少品種多量生産では、工程の自動化が容易で、品種の変化に対するフレキシビリティが高い。
ウ 多品種少量生産では、進捗管理が難しく、生産統制を適切に行わないと納期遵守率が低下する。
エ 多品種少量生産では、汎用設備の活用や多能工化が有用である。
不適切なものを選ぶ問題です。
適切なものを選ぶ問題が、他の全ての選択肢の誤りを探して選択肢を消していく作業が必要なのに対し、不適切なものを選ぶ問題は不適切なものを1つ探し出すだけで良いので、早く解ける場合が多いです。
それではそれぞれの選択肢を見ていましょう。
選択肢アは、少品種多量生産は同じ品物を大量に作るので、加工・組立の数が減ると、その分の影響が大きくなります。そのため特に問題はなさそうです。
選択肢イの少品種多量生産では「品種の変化に対するフレキシビリティが高い」とありますが、品種の変化に対するフレキシビリティは低い場合が多いためこの選択肢は×です。
残りの選択肢ウ、エは特に問題がなさそうです。
以上から、正解は選択肢イとなります。
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