今日は、財務・会計 R6第15問について解説します。
R6 財務・会計 第15問
毎期一定額の配当を支払う場合と比べた、業績連動型の配当政策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 毎期の配当性向の変動は大きくなり、1 株当たり配当額の変動も大きくなる。
イ 毎期の配当性向の変動は大きくなり、1 株当たり配当額は安定する。
ウ 毎期の配当性向は安定し、1 株当たり配当額の変動は大きくなる。
エ 毎期の配当性向は安定し、1 株当たり配当額も安定する。
解説
株価の指標に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
業績連動型の配当政策とは、あらかじめ配当性向を定め、利益に比例して配当金を増減させる配当を行う政策を指します。
例えば、ある企業が配当性向30%で業績連動型の配当政策を採用しているとします。
前期のEPS(1株当たり当期純利益)が100円であれば、30円の配当となります。
当期の業績が好調でEPSが200円になった場合は、配当は60円に増額します。
逆に、業績が不調でEPSが50円になった場合は、配当は15円に減額します。
このように、業績連動型の配当政策は、配当性向は一定ですが、業績に応じて配当金が変動します。
また、毎期一定額の配当を支払う場合と比べて、1株当たりの配当額の変動は大きくなります。
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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