今日は、財務・会計 R6第12問(1)について解説します。
R6 財務・会計 第12問(1)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
当社は、当期の実績に基づいて次期の利益計画を策定している。当期の実績データは以下の資料のとおりである。
(設問1)
損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。なお、計算の結果が割り切れない場合には、小数第1位を四捨五入すること。
ア 13,333,333 円
イ 15,000,000 円
ウ 22,500,000 円
エ 27,000,000 円
解説
損益分岐点計算に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
損益分岐点売上高とは、事業が赤字と黒字に分かれる分岐点の売上高のことをいいます。
損益分岐点売上高は、上記の式の通り、固定費と変動費率がわかれば求められます。
変動費と固定費の区別ですが、資料の費用名の先頭に「変動」または「固定」と記載されているので、これを基に費用を変動費と固定費に振り分けます。
固定費 = 固定製造原価 + 固定販売費及び一般管理費 = 9,000,000円
変動費率 = (変動製造原価 + 変動販売費)÷ 売上高 = (550 + 50)÷ 1,000 = 0.6
よって、
損益分岐点売上高 = 9,000,000 円 ÷(1 - 0.6)= 22,500,000円
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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