今日は、財務会計のR5(再試)第1問について解説します。
財務・会計 R5(再試) 第1問
以下の期末商品に関する資料に基づき、棚卸減耗損と商品評価損の金額の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〔解答群〕
ア 棚卸減耗損:6,900 円 商品評価損:5,800 円
イ 棚卸減耗損:6,900 円 商品評価損:6,400 円
ウ 棚卸減耗損:7,500 円 商品評価損:5,800 円
エ 棚卸減耗損:7,500 円 商品評価損:6,400 円
解説
棚卸減耗損と商品評価損に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
それでは問題をみていきましょう。
棚卸減耗損とは、何らかの原因で実地棚卸数量が帳簿棚卸数量を下回る場合の差額のことです。
以下の算式で求められます。
棚卸減耗損=(帳簿棚卸数量-実地棚卸数量)×原価
したがって本問では、「(320個-290個)×@250円=7,500円」となります。
商品評価損とは、商品を仕⼊れたときの原価と決算時点の時価の差額(ただし、原価≦時価のときは原価)のことです。
以下の算式で求められます。
商品評価損=(原価-時価)×実地棚卸数量
したがって本問では、「@250円-@230円)×290個=5,800円」となります。
以上から、正解は選択肢ウとなります。
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