今日は財務会計のH26第13問のFCFに関する問題について解説します。
H26 財務・会計 第13問
以下のデータに基づいて、A 社のフリー・キャッシュフローを計算した場合、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【A 社のデータ】
営業利益 200百万円
減価償却費 20百万円
売上債権の増加額 10百万円
棚卸資産の増加額 15百万円
仕入債務の減少額 5百万円
当期の設備投資額 40百万円
法人税率 40%
[解答群]
ア 70 百万円
イ 80 百万円
ウ 120 百万円
エ 130 百万円
解説
今回はフリー・キャッシュフロー(FCF)を計算する問題です。
それでは早速計算していきましょう。
FCFを求める式は、まとめシートでもご紹介した通り、
FCF=(1-税率)営業利益+減価償却費-運転資本の増加額-投資額
でしたね。
それを踏まえて計算をしていきましょう。
単位を百万円として、与えられた条件から、
税率:0.4
営業利益:200
減価償却費:20
投資額:40
ということがわかります。
運転資本の増加額を計算すると、
運転資本の増加額=10+15-(-5)=30
となります。
以上をFCFの式に代入すると、
FCF=(1-0.4)×200+20-30-40=70
となり、正解は選択肢アの70百万円となります。
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