【過去問解説(財務・会計)】H29第14問 資金の調達方法

今回は財務・会計から企業の資金の調達方法に関する問題です。
こちらは、計算は必要なく、調達方法の意味がわかっていれば解答できる問題です。

このような問題は知っていれば短時間で確実に解ける問題ですので、知っている場合は優先順位を上げて早めに回答し、心と時間の余裕を作り出しましょう。

 

H29 財務・会計 第14問

次の文中の空欄A〜Dに当てはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
企業の資金調達方法には、大きく分けて[A]と[B]がある。代表的な[A]としては[C]があり、[B]としては[D]があげられる。
 

[解答群]
ア A:外部金融 B:内部金融 C:株式発行 D:利益留保
イ A:間接金融 B:直接金融 C:企業間信用 D:社債発行
ウ A:直接金融 B:間接金融 C:社債発行 D:利益留保
エ A:内部金融 B:外部金融 C:社債発行 D:減価償却

 

 

こちらは、資金の調達方法が頭の中できちんと整理されていれば解答できる問題です。

ただ、問題文から解答を想定するというのはやりにくそうなタイプですので、アからエまで実際に解答群にある用語を当てはめてみながら考えます。

資金の調達方法については、まとめシートにも表を掲載しているように、下の表のように分類されます。

 

それでは選択肢を見ていきましょう。

選択肢アは、解答群を当てはめると、「企業の資金調達方法には、大きく分けて外部金融と内部金融がある。代表的な外部金融としては株式発行があり、内部金融としては利益留保があげられる。」

となります。

表と見比べてみると、特に問題はなさそうです。

そのため、選択肢アが○と考えられます。

 

念のため、他の選択肢も一応見てみると、選択肢イとウはAとBに間接金融と直接金融とありますが、「企業の資金調達方法には、大きく分けて間接金融と直接金融がある。」としてしまうと、他にも企業間信用や利益の内部留保があるので×と考えられます。

 

選択肢エは、解答群を当てはめると「企業の資金調達方法には、大きく分けて内部金融と外部金融がある。代表的な内部金融としては社債発行があり、外部金融としては減価償却があげられる。

表と見比べると社債の発行は外部金融で、減価償却は内部金融なのでCとDが逆になっていますね。

ですので、選択肢エは×と考えられます。

 

以上から選択肢アが正解となります。

 

 

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