今回は、財務・会計から、平成28年の第2問について解説します。
H28 財務・会計 第2問
売上控除とならない項目として最も適切なものはどれか。
ア 売上値引
イ 売上戻り
ウ 売上割引
エ 売上割戻
解説
勘定科目に関する基本的な問題です。
わからなかった方は、この問題を通じて各科目の意味を学習しましょう。
選択肢アの売上値引は、一般的にイメージされる値引きの通りで、商品の値段を安くすることです。
選択肢イの売上戻りは、商品が不良品だったり、違う商品を送ってしまったりしたことによって商品が返品されることです。
選択肢ウの売上割引は、売掛金を決済の日の前に支払った場合などに、早く払った分の金利に相当する額を安くすることです。
金利に相当するものですので、売上割引は営業外損益の中で処理されます。
そのため、売上割引は売上控除にはなりません。
なお、選択肢エの売上割戻は、リベートやキックバック、ボリュームディスカウントのように商品の量が多い時に商品の値段を安くすることです。
以上から、売上控除とならない科目は選択肢ウの売上割引となります。
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